Vol.25 Tips for Life at Home
日本に続いてようやくニューヨークでも段階的に街の再開が検討されるようになりました。ただし、お気に入りのレストランの店内で食事を…というのはだいぶ先の話で、しばらくはお家ご飯が続きそうです。ファーマーズマーケットで季節の野菜や果物を買ったり、肉やチーズを求めて専門店に行ったり、日々の買い物の範囲がちょっぴり広まる、それも料理の楽しさに繋がっています。
さて、今回ご紹介するのはおもてなしの皿にぴったりのデザートです。
一度作ってコツを掴めば、アレンジも自在に楽しめるので是非お試しください。
White Wine Gelée
夏にさっぱりとフルーツをいただくなら、こんなゼリーはいかがでしょうか。
少し大きめの器に一気に作れば、時間がたつほどフルーツに味が染み込んで味わい豊かに。つるりとしたゼリーの食感とジューシーなフルーツは、普段甘いものを食べない方にもオススメです。
スイカやブドウ、マンゴーなど旬のフルーツを使い、季節感のあるガラスの器に盛り付けてお楽しみください。
材料
・白ワイン 100g
・水 300g
・砂糖(白砂糖以外) 60g
・アガー 7g
・季節のフルーツ 適量
作り方
- お鍋に白ワイン、水、砂糖、アガーを入れて火にかけます。砂糖とアガーがきちんと溶けたら火からおろします。
- 粗熱が取れたら容器に注ぎ、フルーツを入れて冷蔵庫で冷やします。
Green Tea Roll Cake
「ゲストを招くたびにこれを作っていたほど、私にとって定番のケーキ」とVASICクリエイティブディレクターKanokoが自信をもってオススメするレシピが、こちらの抹茶ロールケーキです。アメリカでは、このしっとりきめ細やかなスポンジ生地&クリームというロールケーキが珍しいため、ニューヨーカーのゲストに大評判だとか。実は数年前、ダウンタウンのカフェから仕入れたいというリクエストがあり、一時期このケーキを卸していたこともあるのです。
ふんわりとしたテクスチャーが写真からも伝わるクリームには、パリに行くたびに購入して常備しているというマロンペーストを使用。もちろん生クリームのみで作ってもOK。その場合、甘さは練乳だけ(生クリームの10%)で問題ありません。旬のフルーツを入れたり、カカオ生地にしたりと応用ができます。
材料
スポンジ生地:
・卵4個 (普通サイズ)
・砂糖60g
・薄力粉70g
・抹茶7g
・グレープシードオイル(軽めのオイルなら何でも) 25g
・牛乳25g(水でもOK)
マロンクリーム材料:
・生クリーム300g
・練乳10g
・マロンペースト 80g(甘いのでお好みで)
・ラム酒 少々
・バニラエッセンス(なくてもOK)
作り方
- まずは、卵白と卵黄をそれぞれボウルに分ける。
卵白は砂糖30gを加えてツノが立つくらいに泡だて、硬めのメレンゲにします。 - 卵黄に砂糖30gを入れ、もったりするまで混ぜ、オイルと水分を入れてさらに混ぜ合わます。※しゃばしゃばの状態になりますが大丈夫です。
- 卵黄のボウルに、一度ふるいにかけた粉類を一気に入れます。ここではあまり神経質にならず、泡だて器で混ぜ合わせます。
- ここから卵白と卵黄を一緒にしていきます。3.のボウルに卵白を2、3回に分けて入れ、混ぜ合わせます。ポイントは、ヘラで泡を潰さないように、ボールの外からなぞるイメージで。
- 天板や角型などの型に流し入れたら、台の上などで一度軽く落として空気を抜きます。180度に温めたオーブンに入れて15〜18分。焼き色がつくほど焼きません。
- 焼きあがったら、型に入れたままラップをピチッとかけて、冷めるまで休ませます。ラップを巻いて生地がさらにしっとりとさせます。
- 生地が冷めたら、クリームを作ります。ボウルにクリームの材料を入れて、ゆるすぎない程度に泡だてます。
- 生地にクリームを乗せ、巻いて完成。