Vol.56 Streets of VASIC

秋晴れの空にひんやりとした風が肌をなでる今頃。トレンチコートを手にとる時期は、なぜかニューヨークの街並みがいつも以上に叙情的に感じられます。紅葉のはじまりだったり、住宅街の通り沿いに並び始めたハロウィン用カボチャだったり。ふとした瞬間に、ああニューヨークっていいなと思わされるのです。今回は、海外旅行へと出かける人が増えてきた今こそぴったりな新スポットをご紹介します。

Tin Building

ウォール街のそばに2005年まで魚市場があったのをご存じでしょうか。今はマンハッタン北のブロンクスにある「フルトン・フィッシュ・マーケット」は、1822年発祥のアメリカ最古の魚市場。その歴史的跡地がこの秋、ニューヨークを代表するスターシェフ、ジャン・ジョルジュ・フォンガリヒテンが監修したフードホールへと生まれ変わりました。

かつて市場が入居していた建物にオマージュを捧げ、大人気スタジオ「ローマン&ウィリアムズ」が構築した「ティン・ビルディング」は、クラシックとモダンが融合した華やかな空間。今までニューヨークにあった画一的なフードホールとは異なり、エレガントな照明や家具を散りばめ、スタイリッシュなホテルのような雰囲気をまとっています。館内には、6つのレストランと6つのショップが集結。1階にはベーカリーや肉屋、デリショップといったショップが点在するなかに、ブラッスリーやワインバーもあって、まさに日本のデパ地下のような食のデスティネーションです。2階はプラントベースやイタリアン、チャイニーズのファインダイニングといった幅広いラインアップのレストランを揃えるほか、パントリー食材やキッチン用品を集めたショップは独自のセレクトが楽しく、お土産探しにも重宝しそう。ニューヨークを訪れた際はチェックしてみてくださいね。
 
さて、日本からお届けするVASICのニュースです。Bondシリーズから、スムースレザーを使ったバージョンが登場。艶やかでハリのあるレザーで、通常のBondよりも格段にモードな印象に。あえてノットをショルダー部分に移動させたところもポイントになっています。なお、VASIC ISETAN SHINJUKUでは、限定色の「Calla(カラ)」をご用意いたしました。心も華やぐような大人のピンク色を是非お手にとってみてください。

また、10月19日(水)より銀座三越1階にてポップアップストア”Color me your color”を開催。VASICのアーカイブから全28色のBondが一堂に会する特別な機会となります。会期中、Bondをご購入のお客さまにバッグの紐をもう一本ギフトとしておつけします。5種類の色からお好きなものを選んで、”バイカラーのBond”に。バッグ本体との色のコントラストをお楽しみください。また、現在店舗を限定して販売しているプレミアムラインMAISON VASICのバッグも特別にお披露目となりますので、是非お立ち寄りくださいませ。