Vol.33 Stories of VASIC

明るい未来への希望を胸に、2021年の幕開けを迎えました。相変わらずニューヨークは体の芯をぴりっとさせるような寒さが続いています。それでも、冬の晴れ間の青空を眺めればふつふつとポジティブなエネルギーが沸いてくるようです。家族や親しい人とも気軽に会えない状況だからこそ、今年も人との繋がりを大切に。VASICは実店舗でのサービス、このVC NOTEやソーシャルメディアのポストといったものを通じて、共感力(Empathy)のあるブランドを目指し、皆様との結びつきを大事にしていきたいと思っております。

Toward a Sustainable Future

実は、VASICが昨年末からスタートさせた小さな試みがあります。サスティナブルな社会を目指すなかで、ブランドとしてできることを考え、オリジナルのエコトートを制作。現在、青山店・渋谷店・心斎橋店でご購入いただいたお客様の商品をトートバッグに入れてお渡ししています。エシカルな試みは多角的にかつ継続して行ってこそですが、VASICクリエイティブディレクターKanokoは、まずはできることから小さな一歩を踏み出したのだと言います。

「日本でも買い物バッグが有料化となり、エコバッグの必要性を感じていました。ヨーロッパのスーパーマーケットではかなり以前からエコバッグを販売していたので、バッグの形自体はヨーロッパのものを参考に。バッグだからこそブランドのショッパーできちんと受け取りたいというお客様もいらっしゃると思いますが、繰り返し使える布のバッグを活用して廃棄物削減に貢献できれば、素敵なことではないでしょうか」

薄くて軽く、長持ちできる生地は、洗って繰り返し使ってもくたびれた印象を与えない生成りに近い色を採用。VASICらしさにこだわり、ブランドのシンボルにもなっているステッチを大胆にプリントで表現しました。大きめサイズ=ネイビー、コンパクトサイズ=ボルドーで2パターンご用意しています。マチもしっかりとあるので、スーパーへの買い出し時はもちろん、マザーズバッグやサブバッグとしても活躍してくれます。なお、こちらのトートは数がなくなり次第終了ですが、皆様にコレクトしたいと思っていただけるよう今後もカラーを変えて展開できればと考えております。

BOND in Safari Chic

毎シーズン心待ちにしてくださるお客様も多いBondの新色ラインナップがお披露目となりました。今回は、Stone(ストーン)、Sage(セージ)、Khaki(カーキ)、Turmeric(ターメリック)、Oatmeal(オートミール)が登場。クリエイティブディレクターKanokoが常に好きなスタイルとして挙げるサファリに、今年は砂漠のイメージも加わったのだとか。街で見かけて印象に残っていた「日焼けした肌+深いカーキ」というシックな組み合わせをベースに、VASICらしいアーシーなグリーンやブラウン系を入れてスパイスをきかせています。

大人っぽいベーシックカラーが好きな方には、定番のVanilla(ヴァニラ)、Black(ブラック)、Wheat(ウィート)を揃えつつ、新登場のStone Oatmealがおすすめ。2020年に登場したOakWheatのベージュの色調を引き継ぎながら、よりクリーミーで柔らかい印象の色を実現しました。ベージュと一口に言ってもニュアンスは様々。その微妙なグラデーションを楽しんでいただけたら幸いです。

New Color Addition to WELLS

ドローストリングバッグにステッチを効かせたカジュアルスタイルのWells。昨年のデビューから話題を集め、瞬く間に人気シリーズ入りとなっています。今シーズンは、Ivory(アイボリー)とBlack(ブラック)の定番に加えて、Wheat(ウィート)もベーシックカラーに追加。大人っぽいニュアンスカラーがレザーのソフトな質感を伝えます。

また、Wells Mini MiniにはシーズナルカラーとしてMatcha(マッチャ)が登場。「春の淡い色合いのスタイリングに、こういうカラーをアクセントにするのが楽しいのではと思って、大胆なグリーンを選んでみました」。WellsのシーズンカラーはBondに呼応するように展開しており、トーンの異なるカラーを楽しんでいただけるようになっているのだとか。フレッシュで明るいグリーンからは、はつらつとしたエネルギーをもらえそうです。