Vol.11 Stories of VASIC

日本より一足早く熱波が訪れたニューヨーク。夏の日差しがストリートを照らせば、健康的な素肌をさらしたサマードレス姿の女性たちが一層キラキラして見えます。業界によっては、夏の間だけ金曜は半日でオフィスがクローズ、ということも珍しくなく、昼下がりにテラス席で冷えたワインを楽しむのがニューヨーカーのお気に入りのよう。全力で夏を謳歌する人たちの熱気が街には溢れています。とはいえ8月ともなると、ショップでは秋冬のファッションが並び始め、次なる季節の装いに胸を膨らませる頃。まだ暑くて着られないのに、ついついニットに目が行く…なんてことありますよね。VASICでも、季節に即したスペシャルなアイテムの登場が控えています。今回はそのなかから、特にプレイフルなBeeをピックアップ。

Elegance meets Simplicity

このスタイルはちょうど1年半前、2018年春夏に光沢のあるレザーで発表をしたので、見覚えのある方もいるかもしれません。今回は新たに少しコンパクトにしたMiniサイズ、そしてもっと気軽にもてるようにとMini Miniサイズも提案しています。

クリエイティブディレクターのKanokoはこのBeeについて、「かしこまったハンドバッグに憧れがあり、でもなかなか日常に持つのは難しい。そこで、ハンドバッグのもつ落ち着いた雰囲気をそのままに、カジュアルなイメージをもたせつつ、VASICなりにスタンダードな形をまとめてみました。VASICのコード(紐)を組み合わせることにより、とてもフェミニンな佇まいが出ていると思います」と語っています。

Beeのユニークさはその形にあります。

台形のシルエット、フラップ付き…という要素を念頭に置き、スタンダードな“The ハンドバッグ”をイメージして作られました。

「もちろん一般的にスタンダードな形ですから、極めて斬新ではないかもしれません。ただ、堅苦しいバッグではなく、もっと女性の心をくすぐるような、手に取りたいと憧れるような、そんな気分を大事に、遊びを加えてみました。私のなかではこの台形がお気に入りのバランスです。」

Material Bringing the Warmth

「秋冬のスウェードの風合いが温もりを想起させてくれるのではと思い、今回はマイクロファイバースエードをメイン素材に選びました。この素材を使いたいと思っていました、最近の人工合成皮革(いわゆる合皮)は見た目のクオリティーもとてもよくできているので、仕上がりがとても綺麗なのです。

軽量で、長い時間持っていても苦にならない心地よさが特徴です。少し厚みのあるものを使っているので微細な柔らかい表情が、女性らしさを感じさせてくれます。

Safari / Lavender

「大人っぽいサファリカラーは、私の中で憧れの色合いだった」というKanokoのスタイルを反映させ、カラーは、Sand(サンド)、Olive(オリーブ)、Cider(シードル)の3色のカラーパレットで構成。

そしてさらに、今回はセレクトショップ ADAM ET ROPÉさんとのエクスクルーシブカラーも発売されます。

こちらは、とても優しげで女性らしいアイスラベンダーです。

「セレクトショップさんとのエクスクルーシブカラーは、いつもの私では思い抱けない世界が見えてきます。VASIC単体とはまた異なる想像をするのが、とても楽しいのです。」

コンサバでもエッジーでも、組み合わせやスタイリングによって何にでも変化し、おのおのに溶け込むお気に入りの一つになってもらえたら、それが今回のコラボレーションの根底にある思いです。

とてもシンプルな作りになっているので、内ポケットはないのですが、携帯がちょこんとはいるポケットが外に付けてあります。常に手にしておきたいものだから、出し入れも簡単でとても便利です。

VASICのサイズ展開において、Miniサイズは誰にでもちょうどよい大きさで、Mini Miniはもう一つのポケットという感覚のサイズ。どのサイズもショルダーストラップが付属しているので、手持ちだけでなくハンドル(紐)を取り外せばシンプルなショルダーバッグに変化させることもできます。同じアイテムでもハンドバッグにするか、ショルダーバッグにするかで印象が変わるので、いつも新鮮に感じていただけるのでは。

 

今回登場しましたAW19新作Beeシリーズは
8月7日(水)よりVASIC AOYAMA、VASIC ISETAN SHINJUKU、VC SHOPにて展開いたします。

ADAM ET ROPÉ別注カラーは9月上旬より展開予定です。
※詳細に関しては直接お問い合わせください。VASIC各店でのお取り扱いはございません。