Vol.47 Stories of VASIC

ニューヨークでは今年すでに何度か大雪があり、これぞ真冬の2月…といった厳しい寒さが続いていますが、VASICのウェブサイトや店頭ではすでに春を迎えております。分厚いニットのぬくもりを感じつつ、そろそろ春ファッションへとエンジンをかけていきませんか? 今回は春の新作バッグとBondの新色をご紹介します。

Gate Mini

今季のメインビジュアルに登場している「Gate Mini(ゲートミニ)」。レザーとマイクロファイバーとの一枚仕立てが作り出すふっくらとしたフォルムは、海外では”Wonton Bag”と呼ばれるスタイル。シンプルな装いにスパイスとして加えればとびきりスタイリッシュな印象です。「ハンドバッグを持ったときの高揚感を改めて皆さんに提案したくて、世にあるたくさんのバッグの中でも異彩を放つデザインを目指しました」というクリエイティブディレクターKanokoの思いが、思わず手に取りたくなるような形に繋がりました。

ストラップとバッグの接続部分は、あえて金具を使わず一体感のあるデザインに。また、可動式にすることで歩くたびに動きが出るのもユニークです。マグネット式の開閉で物を取り出しやすく、見た目以上に物が収納できるバッグですが、繊細なシルエットを活かすため、あくまでファッションアクセサリーとして中身を入れすぎないのがポイント。ショルダーバッグ、ハンドバッグの2wayでお楽しみください。カラーはBlack(ブラック)のほか、Navy x Beige(ネイビーxベージュ)、Maple x Brown(メープルxブラウン)のバイカラーもお選びいただけます。

「自由に外に出ることが難しい状況下でも、クローゼットの中から『このバッグを持ちたい!』と思わせるパワーのあるバッグが欲しくて。たとえカジュアルな装いであっても、おしゃれをして外に出たいという気持ちを尊重したい。そのお手伝いができれば嬉しいです。」

Wells Pocket

かがりステッチが特徴のWellsシリーズから新作がデビュー。キャラメルバーをイメージしたというスリムな「Wells Pocket(ウェルズポケット)」は、クロスボディにしたり、ストラップを短くして肩にかけたり、常に体に密着させて使いたいアイテムです。「バッグを持つという気負いもいらず、身に着ける感覚に近いかもしれません。コートの中にすっぽり入るような、体に馴染むソフトなレザーを選びました」。

今までのWellsシリーズとは少し異なり、スポーティでカジュアルな雰囲気が光るこちらのバッグ。スウェットのセットアップとの相性もいい、いわば普段着バッグですが、実は当初ママさんに使用していただくことを想定して作られたもの。
「子育てに忙しいママさんに向けて、気負いなく、両手が自由に使えるバッグを提案したかったのです。どうしても自分は二の次になりがちだからこそ、軽量でプライスも手に届きやすいバッグがあったらいいな、と思いました。」

暖かくなってアウトドアのアクティビティが増えるこれからの季節に、頼りになりそうです。カラーはニュアンスカラーのSoil(ソイル)とクールなBlackの2色となります。

Bond's Seasonal Colors

毎シーズン楽しみにしていただいている方も多い、Bondシリーズのシーズンカラーをご紹介します。2022年春夏は、ベーシックのIvory(アイボリー)とAsh(アッシュ)に加えて、ナッティな茶色が大人っぽいAlmond(アーモンド)、スモーキーなブルー系のJean(ジーン)、パステルイエローのCamomile(カモミール)をご用意いたしました。ナチュラルで使いやすい色が揃っていますが、長い冬を越えてうららかな光がさし始めたような、優しい趣を季節のカラーに感じていただけたら嬉しいです。