Vol.64 Stories of VASIC

重い腰を上げて季節のワードローブの入れ替えをしたものの、ファッション熱にまだエンジンがかからない…6月の今のような季節の変換期こそ、インスピレーションが必要になる頃ではないでしょうか。バケーションの計画を練ったり、サマームービーの名作を観たり、おしゃれの気分をどんどんアップしたいところ。今回は、夏からその先の秋にかけてのイメージを占うPre-Fallのアイテムをご紹介します!

Bond in between seasons

シグネチャーバッグ「BOND」のシーズンカラーはVASICが皆様に届ける季節のフィーリングのようなもの。今年のPre-Fallの気分は? 「ファッション業界における”シーズン”と、現実に私たちが体感している季節には隔たりが大きいなと感じていて。今回はあえて夏らしさをとどめた清々しいカラーをベースに組み立てました」とクリエイティブディレクターKanokoが語るとおり、6月の今から使い始めて季節の変わり目を楽しめる工夫がそこにありました。

全サイズ共通で追加となるのが、ニュアンスカラーのTaupe(トープ)。そして、MiniとMini Mini、NanoサイズにはフレッシュなMimosa(ミモザ)、くすんだグリーンのAvocado(アボカド)、Cream(クリーム)という爽やかなカラーバリエーションをご用意しました。NanoサイズとMicroサイズにのみ登場する明るいオークル系ブラウンのCashmere(カシミア)も夏から秋へと季節がシフトする様を表しているようです。

そして、今回の目玉といえるのが、MiniとMini Miniサイズで展開するNavy(ネイビー)xGreen(グリーン)のバイカラー。シックなネイビーのバッグに、発色のいいグリーンをトップ部分とコードにのみプラスして、いつものBONDのイメージをブラッシュアップさせました。

Who is Emma?

ポシェットという言葉がぴたりと合う、がま口スタイルのバッグ「Emma(エマ)」。このニューフェイスについてKanokoに聞いてみると、「前シーズンでご紹介したLala(ララ)と同じ仕様ですが、もともとガマ口が好きだったというのが前提にあるんです。そして、小さなサイズのバッグが流行ってはいるけれど、正直なところ『もう少し物を入れたい』という気持ちもあって(笑)」。開閉が簡単なのは当然ですが、マチのあるゆったりサイズでバッグの中身も整理しやすい造りで、一度使ったらその便利さにはまるはず。

ストラップを長めにしてクロスボディで大人のポシェットスタイルとして持ったり、短めに肩からかけても。アクティブな夏からドレスアップが楽しい秋への変化にも対応する柔軟性があります。カラーは、フォーマルなシーンにも使えるYolk(ヨーク)、ソフトなニュアンスのCream、Blackの3色での展開です。

Versatile Amber

「クラシックな佇まいのバッグが欲しくて、このボストンタイプのバッグを作りました」とKanokoが紹介してくれたのが「Amber(アンバー)」です。ボクシーな見た目ながら、レザーが柔らかく、かつトップから両サイドにかけて走るジッパーで大きくバッグの口を開くことができ、気兼ねなく物を入れられる使い勝手の良さが魅力です。シンプルなデザインで、ハンドバッグとしてあらゆる装いとすんなり溶け込みます。

Miniサイズは書類も収納できる汎用性の高い大きさで、きちんとしたシーンでもハンドバッグとして”お行儀の良さ”を発揮します。Mini Miniサイズは体やスタイリングの一部として馴染む小さめサイズ。デニムなどのカジュアルウェアはもちろん、モードなスタイリングにもはまります。Black、Ivory(アイボリー)、Terracotta(テラコッタ)の3色をベースに、Mini MiniサイズにはビビッドなTomato(トマト)も追加しました。嫌味のないシンプルなバッグだからこそ、こんなパンチの効いたカラーが楽しい!

梅雨の雨空にフレッシュなエネルギーを運ぶPre-Fallの商品ラインナップ。皆様の気分を高めるスパイスとなれば幸いです。是非、店頭でお手にとって確かめてみてくださいね。