Vol.8 Stories of VASIC

VASICが誕生してから3年が経ち、ゆっくりとですが、多くの方にバッグを手にとってもらえるようになり、街中で目にする機会も増えてきました。そうしたブランドの成長を後押しし、見守ってきて下さったのが、セレクトショップや百貨店のバイヤーの方々です。今回は、鋭い審美眼をもったファッションのプロフェッショナルとのインタビューから、VASICとはどんなブランドなのか? を紐解いてみたいと思います。お相手は、コラボプロジェクトを通じておつきあいを深めてきたTOMORRWOLANDのウィメンズバイヤー柏谷紗百合さんです。

VASIC MEETS TOMORROWLAND

VASIC(以下、V): 感度の高い女性たちに響くスタイリッシュなセレクトでファンを魅了し続けているTOMORROWLANDですが、柏谷さんがバイイングをするうえで大切にしていることはありますか?

柏谷さん(以下、K): 作り手やデザイナーの想いを形にしてお客様へ届けたいというのがありますね。そして、自社で手がけるオリジナルウェアにフィットするスタイル提案。あの場所に持っていきたい、この洋服に合わせたい、この人に会うために…など、シーンが浮かぶようなアクセサリーを提案できるよう常に買い付けの際は心がけたいと思っています。

V:VASICとの出会いを教えてください。

K:VASICとは、NYの合同展示会で出会ったのが最初です。バッグ単体で完結せず、持つ人のスタイルやシーンが浮かぶようなデザインやカラーリングセンスに惹かれ、買い付けに至りました。

V: TOMORROWLANDとVASICをコネクトする共通のイメージなどありますか?

K:「芯のある女性」という女性像にはVASICのブランドコンセプトにも共通していると感じます。

V:数シーズンに渡ってコラボレーション(別注)をさせていただいていますが、スタートのきっかけは何だったのでしょう?

K: “エレガントでありながら大人の遊び心を加える普遍的なデザイン”といったVASICのコンセプトにマッチした代表モデルとも言えるBondは、お客様から反響がとても大きく期待される声も多くいただいたんです。それで、今までのクローゼットにはないカラーやいつも着る服がアップデートされるような、ちょっと刺激のあるカラーを作りたいとKanokoさんに伝えて、スタートしたんですよね。

V:別注商品の型・色はどうやって選んでいますか?

K: シーズントレンドカラーは意識しながらも、特にバッグはシーズンレスで毎日持てるような形・カラーを意識して選んでいます。何色かを混ぜて作ったようなニュアンスカラーは、個人的にも大好きなカラーです。

V: 柏谷さんが個人的に印象的だったVASICのアイテムはありますか?

K: Cityです。一見クラシックなバッグですが、絶妙なバランスで身体にフィットするショルダーバッグで大人な女性に持って欲しい、と思えるモデルでした。パリでクリエイティブディレクターのKanokoさんに会った時にCityを持っていて、そのバランスがとても素敵で・・・その印象も強かったと思います。

V: 今後、TOMORROWLANDとVASICでやってみたいことはありますか?

K: 1週間コーディネート企画。TOMORROWLANDのオリジナルウェアとVASICのBAGを合わせたスタイル提案をしたいです。SHOPでもそのコーディネートを表現して、ディレクターであるKanokoさんの感性・スタイルとTOMORROWLANDのコラボレーションをスペシャルに届けたい!モノとコトがMIXした企画はとても楽しそうです。

Profile

柏谷紗百合さん

2007年、TOMORROWLAND入社。販売を経てバイヤー歴は9年。「アクティブなことが好きで買付の出張だけでなく、海外旅行は毎年かかせない自分へのスタミナにもなっています。異国の地で受けるカルチャー、食、空気などリラックスだけでない旅の刺激はとても貴重な時間です。今年はダイビングの免許を取ることも密かな目標です。」

 

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